2025年8月4日、ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相とエリカ・スタンフォード教育大臣がオークランドで重大発表を行いました。
それは、現行のNCEA(National Certificate of Educational Achievement)制度が廃止され、新たな中学教育制度が導入されるというものです!
この改革は、カリキュラム、評価方法、進学ルートなど複数の重要な要素に関わっており、2026年から段階的に開始される予定です。今後のニュージーランドの学生たちに大きな影響を与えることは間違いありません。
今回はハンナコンサルタントがニュージーランドの中等教育制度の変更についてを分かりやすく解説します!
新制度の主なポイントとは?
1️⃣ NCEAレベル1を廃止、基礎学力の強化へ
11年生(Year 11)の学生は、英語と数学の学習が必須に。さらに、全国統一の「読解力と計算能力テスト」が導入され、学力の土台づくりが重視されます。
2️⃣ 新たな資格証明書が登場
従来のNCEAレベル2・3は廃止され、代わりに以下の新しい資格制度が導入されます:
- Year 12:New Zealand Certificate of Education
- Year 13:New Zealand Advanced Certificate of Education
3️⃣ 評価方法が国際基準に
従来の「達成/メリット/エクセレンス」ではなく、100点満点評価と、A〜Eの国際的なグレード方式が導入されるため、保護者にとってもわかりやすくなります。
4️⃣ カリキュラムが明確化
生徒は5教科を履修し、うち4教科を合格すれば資格が得られる仕組みになります。学習目標が明確になり、指導もしやすくなる見込みです。
5️⃣ 職業志向を重視
教育と産業界の連携を強化し、職業スキルに直結した学習ルートを構築。より実践的で「使える」教育を目指します。
6️⃣ 全国統一のカリキュラムへ
Year 9〜13までの教科内容・進度が全国統一され、地域差や学校間格差を最小限に。より公平で一貫した教育環境が整備されます。
小中教育改革はすでに始まっている
この中等教育改革は突然決まったわけではなく、実はすでに小学校・中学校レベルでは大規模な改革が進行中です。
たとえば:
- 毎日最低1時間の読み書き・数学に集中する時間の確保
- 教室内でのスマホ使用の禁止
- 世界的に評価の高い数学・英語カリキュラムの導入
- 構造化された指導法と高品質な教材の提供
- オープン教室の新設中止
- 学習支援の強化
これらの取り組みが、新しい教育体制の土台となっています。
改革のスケジュール
- 〜2025年9月1日まで: パブリックコンサルテーション(一般意見募集)
- 2025年末: 最終決定
- 2026年: 新カリキュラムスタート
- 2028年: リテラシー・計算テスト開始
- 2029年: Year 12で新資格導入
- 2030年: Year 13で新資格導入
- 移行期間中: 現行NCEAか新制度か、どちらかを選択可能
教育関係者の声
🔹 Jamie Beaton(Crimson Education共同創設者)
NCEAは国際的な認知度が低く、基準も甘いため、学生が主要教科で十分な力をつけられていない。改革は必要だと評価。
🔹 Louise Ānaru-Tangira(NZ中学校長協会会長)
NCEAにも良い点はあるが、現場の準備やサポートが不十分だと改革は失敗する。現場の声を反映することが重要。
まとめ
教育制度の改革は、一人ひとりの生徒の未来に直結する重要なテーマです。
NCEAから新制度への移行が、すべての学生にとってより良い学びと成長の機会となることを願うとともに、ハンナコンサルタントは今後の動向に引き続き注目していきたいと思います。
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