最近、お客様との会話でこんなやりとりがありました。
😱「2021 Resident Visaを持っているから、もう永住権を取ったも同然だと思っていました」
…実は、ここに大きな誤解があるのです。
2021 Resident Visaは、確かにニュージーランドで生活・就労・就学ができる便利なビザです。
しかし、このビザには見落としやすい条件があります。それが Travel Condition(トラベルコンディション)です。
Resident Visaとトラベルコンディションの関係
Resident Visa自体は、ニュージーランド国内にいる限り有効期限がありません。
そのため「期限なし」と言われることも多いのですが、実際には出入国に関する有効期限が別に設けられています。
この有効期限がトラベルコンディションで、通常はビザ発給日から2年間です。
❓例えば、
- ビザ発給日:2022年12月01日
- トラベルコンディション有効期限:2024年12月01日まで
このトラベルコンディション有効期限日を過ぎると、ニュージーランド国外から戻る際にResident Visaが無効になる可能性があります。
つまり、もし条件が切れている状態で海外に出てしまうと、帰国できないという事態になりかねません。
なぜ注意が必要なのか
2021 Resident Visaをお持ちの方の中には、「永住権と同じ」と思って安心している方が少なくありません。
しかし、Resident Visaは永住権(Permanent Resident Visa, PR)ではありません。
違いを理解せずにトラベルコンディションの期限を放置すると、再入国できなくなり、将来の永住権や市民権取得にも影響します。
期限切れを防ぐための行動
トラベルコンディションが切れる前に、PR(永住権)申請を行えば、この出入国制限はなくなります。
💡特に2021 Resident Visaの場合は、期限切れから3か月以内にPR申請をしないと、永住権取得の機会を逃す可能性があります。
Resident / PR / Citizenship の3段階と条件
ニュージーランドでのビザ・国籍取得は、主に次の3つのステップです。
- Resident Visa(居住者ビザ)
- 国内での就労・就学・居住が可能
- トラベルコンディション付き(通常2年間)
- 期限内なら自由に出入国できるが、期限切れ後は再入国不可の恐れ
- Permanent Resident Visa(永住権)
- 出入国の制限がなくなる
- 一度取得すれば有効期限なし
- 取得には一定の滞在日数や条件(通常、Resident取得後2年間の居住実績など)が必要
- Citizenship(市民権)
- ニュージーランドパスポート取得可能
- 選挙権や被選挙権が付与される
- 永住権取得後、一定期間(現行では5年程度)の滞在が条件
まとめ
- Resident Visa=永住権ではないという点を必ず理解しましょう。
- 2021 Resident Visaをお持ちの方は、トラベルコンディションの期限を必ず確認してください。
- 期限切れ前、または切れてから3か月以内にPR申請を行うことが重要です。
永住権や市民権を目指す第一歩は、まず自分のビザの状態を正しく把握することです。
「まだ先の話」と思っているうちに期限が迫っているケースもありますので、ぜひ今すぐご確認ください。
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